当院の虫歯治療

虫歯の治療方法としては、虫歯にかかった歯の組織を削る処置が行われます。その際、いくら注意して行っても、健康な組織まで削ってしまうことがあります。しかし歯というものは削れば削るほど、脆く弱くなってしまうため、歯を長持ちさせるためにはできるだけ削らない治療を心がけることが大切です。

虫歯が悪化して神経にまで患部が達してしまった場合、神経を取る治療が必要になるケースがあります。しかし歯の神経（歯髄）を取ってしまうと、栄養分がいきわたらなくなって、歯は死んでしまいます。見た目では変わらないように見えていても、枯れ木のように脆くなるため、すぐに折れたり欠けたりしやすくなってしまうのです。

MTAセメントや3Mix法という治療を取り入れて、神経を取らずに済む治療を実践しています。

どうしても神経を取る治療が必要となった場合には、少しでも歯を長持ちさせることができるように、ときにはマイクロスコープを用いて丁寧に根管治療を行います。

虫歯の再発を防げるかどうかは、根管という歯の根っこの内部に入り込んだ虫歯の病巣を、どれだけキレイに取り除けるかということにかかっています。

しかし、根管はその名の通り、縫い針くらいの細さしかない細い管状になっているため、肉眼では細部まで確認しながらの精密な治療を行うことは困難です。

そのため当院では、必要に応じて根管の部分をしっかりと拡大して見ることができるマイクロスコープを導入し、正確で精密な根管治療を行っています。日本国内の歯科医院でのマイクロスコープ保有率は、３～４％（※）といわれています。当院ではこうした最新の医療機器を積極的に導入し、再発の少ない根管治療に取り組んでいるのです。

（※2018年現在）